最近耳にするプラズマ乳酸菌という名前がどうも引っかかるので,調べてみることにした。

 

そもそもプラズマ(plasma)とは何か。実は中学校の理科の範囲で説明することができる。

簡単に言うと,”気体中の原子が,電子と正電荷を帯びた粒子に分離したもの”だ。

馴染みがないと思うかもしれないが,プラズマは私たちの身の回りにたくさんある。蛍光灯や炎,オーロラ,溶接などが良い例だろう。もっとも,宇宙全体でみると,99%異常がプラズマで構成されており,地球の常識である固体・液体・気体という物質の三態は特異なものだといえる。太陽もプラズマの塊だ。

 

さて,プラズマの定義を知ったところで疑問が出てくる。プラズマ乳酸菌だ。乳酸菌ってことは化合物の集合体ではないのか?でもプラズマってついてるし…。というわけで,キリンのサイトから。

https://health.kirin.co.jp/ps/about/about.html

どうやら,プラズマサイトイド樹状細胞(plasmacytoid Dendritic Cell; pDC)というものに由来するらしい。

「plasm(形質)+cytoid(細胞様)」でプラズマサイトイド。生理学には疎いので詳しいことはよく分からないが,物質の状態であるプラズマとはどうやら関係なさそうだ。

 

このプラズマサイトイド樹状細胞,ウイルス感染防御の司令塔とも言える非常に重要な役割を担っているとか。プラズマ乳酸菌を摂取することで,次のような流れで免疫機能が強化される。

 ①プラズマ乳酸菌がプラズマサイトイド樹状細胞(pDC)を活性化。

 ②活性化したpDCが細菌やウイルスを検知,免疫系に命令を与える。

 ③体内の平和が守られる。そして血小板ちゃんたちが救われる。

詳しいことを知りたい方は,下のリンクを参照してください。

 

https://katosei.jsbba.or.jp/view_html.php?aid=444

https://www.annualreviews.org/doi/abs/10.1146/annurev.immunol.23.021704.115633

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%AF%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%8F%E7%B4%B0%E8%83%9E/dp/B07F96L7PH