ほぼ1年間見続けた,『 スター☆トゥインクルプリキュア 』が最終回を迎えた。

 

自分にとっては2年前に再放送をやっていた『Yes!プリキュア5』が,ちゃんと見た最初のプリキュアで,昨年度の『 HUGっと!プリキュア 』は日本一周をしていたため,そもそも見ることができなかったので,2作品目と言える。

 

プリキュアシリーズは子供をターゲットにしているだけあって,話は分かりやすく,基本的に1話完結型,少しずつキャラクターが成長していく構成だ。

精神的に成熟してから見ると,大人になって忘れてしまったような当たり前であるべき教訓が多い。

 

例えば,昨年度の『ハグプリ』では,昨今の日本で問題となっている”育児”というテーマに焦点を当てていた。番組がスタートしたときに,世間がざわついていたのを思い出す。

また,驚くべきことに初の「男の子の」プリキュアが誕生した。これは10年以上にわたるプリキュアシリーズにおいて革新的なことであり,多くのキモヲタ,もといおおきなおともだちに衝撃を与えた。

 

そして今回最終回を迎えた『スタプリ』。ざっくり言うと”異星人の交流”というテーマだった。ちびっこからすれば,ただそれだけかもしれない。しかし,おおきなおともだちとしては,1年を通して,「ほかの人と自分は違うからダメだ」,「周囲に合わせられないアイツはダメだ」といった,”アイデンティティの否定”を無くしたいという,スタッフの意図を感じた。

実際に5人のプリキュアのうち2人が異星人だった。一方で敵の幹部も,ある者は自らの星で,身体的コンプレックスによりバカにされていた。またある者は,異星人からの不当な侵略により苦しめられたことから,異星人同士が分かりあうなどありえないと信じるようになってしまった。

 

このように,プリキュアシリーズでは”味方”と”敵”というものの区別がはっきりしている中で,それぞれに事情があるというムツカシイ構図を,子供たちにわかるように伝えている。子供にも何かしら感じることができるのだから,大人はもっといろんなことをくみ取り,考えることができるだろう。

細かい部分はネタバレになってしまっては嫌なので伏せておくが,ぜひ一度,どれか1シリーズを通して見てほしい。きっとあなたも”おおきなおともだち”になること請け合いだ。

 

(ちなみに,筆者はキュアセレーネの変身シーンでの名乗り,「夜空に輝く!神秘の…月明かり!キュアセレーネ!」の「神秘の…」のところで一拍間を開けるのが大好きだ。)

 

大人になってから,いわゆる子供向け作品を見ることに抵抗を覚える人もいるだろうが,そんなことはどうでもいい。面白くて,感動もして,見たいから見る,それだけ。